「7手9手詰パラダイス 詰みと読みの力をつける210題」という詰将棋の本を購入したのですが、内容に関して誤解されやすそうなタイトルだなあ……と感じましたので、勝手に補足しておきます。
(※私が購入したのは初版第1刷のものですので、その後、修正されているかも知れません)。
7手9手詰パラダイス 詰みと読みの力をつける210題 (マイナビ将棋文庫) [ 詰将棋パラダイス ]
ちなみに収録されている詰将棋にいくつか挑戦してみたのですが、出来がよく、内容的には難しめです。
また、詰将棋専門誌「詰将棋パラダイス」編ということで、駒の配置や正解図の美しさ、趣向といった面でもこだわりのある作品が掲載されているようです。
詰将棋のタイプ的には、実戦に役立つというよりはパズル的な要素がかなり濃いタイプの詰将棋が集められているという印象です。
補足ポイント
5手詰めも11手詰めもある
これが最大のポイントで、収録作は5手詰め、7手詰め、9手詰め、11手詰めの4種類です(^^;
ではどうして「7手9手詰パラダイス~」というタイトルになっているのかということですが、実はこの本、過去に出版された「7手詰めパラダイス」と「9手詰めパラダイス」という2冊の本を1冊にまとめたものなのですね。
しかも元の2冊の本に5手詰めや11手詰めが含まれていましたので、タイトルから受ける印象とは違い、5手詰めも11手詰めも含まれる内容となっています。
目次は、元になっている本の目次
次に分かりにくいポイントは、目次が本全体の目次ではないということです。
この本の最初に「まえがき」と「目次」があるのですが、実はこれ、どちらも「7手詰めパラダイス」のものなのです。
この本は前半が「7手詰めパラダイス」、後半が「9手詰めパラダイス」となっていますので、冒頭の目次は前半だけに関するもの。
後半の「9手詰めパラダイス」の目次は228ページに載っています(^^;
7手詰めと9手詰めは2か所に分けて掲載されている
2冊の本を1冊にまとめてありますので、詰将棋の掲載順も元の本のままのようです。
そのため、前から順番に
- 5手詰め:22問
- 7手詰め:52問
- 9手詰め:31問
- 7手詰め:25問
- 9手詰め:50問
- 11手詰め:30問
と、かなり変則的な並びになっています。
そのため、7手詰めだけを集中して解きたい場合には、最初に7手詰めを52問やって、次の9手詰めを飛ばして後半掲載の7手詰め25問をやる、といった形になります(^^;
7手9手詰パラダイス 詰みと読みの力をつける210題 (マイナビ将棋文庫) [ 詰将棋パラダイス ]
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