新井素子の『二分割幽霊綺譚』が漫画化されていました……(『ヘレテクの穴』)(2024/06/07更新)

新井素子の『二分割幽霊綺譚』が漫画化されているのを書店で見かけましたので、記事にしておきます。

漫画版のタイトルは『ヘレテクの穴』。1巻はすでに発売中、2巻は来月(=2024年6月)に発売予定となっています(※発売されました)。

ちなみに漫画版を描いているのは沖田×華(おきた ばっか)。

清原果耶主演でNHKでドラマ化された『透明なゆりかご』あたりが代表作の漫画家さんです(このドラマ自体の出来も相当いいです)。

そんな沖田さんが原作に出会ったのは今から約30年前のことだそうで……。

そのあたりのいきさつや当時の印象などについては1巻巻末のあとがきマンガで触れられています。

 

【雑談】

新井素子の作品は『あたしの中の……』『いつか猫になる日まで』等々、どちらかといえば初期の作品をわりと読んでいたような記憶があります。

『二分割幽霊奇譚』も同様で、おそらくは最初に刊行された単行本版を買って読んでいたのではないかと……。

その後、新井さんの実の夫との結婚に関連した小説が沢口靖子主演でテレビドラマ化されたため、世間の人たちの印象はそちらの方が強いかもしれません(『結婚物語』『新婚物語』)。

が、ご本人は元々SFの人で、作家デビューのきっかけも今は亡きSF誌『奇想天外』の新人賞に入選したことでした(当時、まだ高校生)。

 

※原作小説はこちら↓