『寄せの基本が身につく はじめての詰めろ』は、将棋の要素のひとつ「詰めろ」に特化した問題集です。
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「詰めろ」とは「相手が何も対応しなければ、こちらの次の手で詰む」という状況のことです。
終盤戦での重要度で言えば
詰み>必至>詰めろ
みたいな感じだと思いますので、勝利に直結する度合いで言えば「詰み」や「必至」よりもゆるめです(※ただし、「詰めろ」の連続で、最終的に相手玉を「受け無し」の状況まで持っていく、なんてこともありえます)。
ゆるめな分、相手玉にかけることのできる機会は「詰み」や「必至」よりも多いのですが、優先度でいえば「詰み」や「必至」の方が上のためか、「詰めろ」に特化した問題集というのは、あまり見かけません。
この本はそういう意味では珍しい一冊で、
- 一手の詰めろが50×2=100問
- 三手の詰めろが50問
- 二択問題が50問
の計200問が収録されていたと思います(※一応、全問やりましたが、既に手元にないので……)。
ものすごく良書、という感じはしなかったのですが、そもそも「詰めろ」に特化した本自体が少ないので、そういった意味で貴重です。
「詰めろ」に触れたことがないけれど、一回、やっておきたい、といった方におすすめです。
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