『美濃囲いを極める77の手筋』は、振り飛車で美濃囲い(または高美濃)に囲っている時の受け方に関する本です。
美濃囲いは歴史ある優秀な囲いですが、それゆえに居飛車側の研究も進んでおり、弱点を突いた攻めをもろに食らうと、まったく粘りが効かずにそのままやられてしまうことがよくあります。
この本では美濃囲いに対する居飛車側の攻めを
- 横からの攻め
- 端攻め
- その他
の3つに大別して、それぞれに対する受け方や、攻めを受ける際に有効な駒などについて解説しています。
(※いずれの場合でも、攻められてからどうしようと考えるのではなく、危ない筋を知ってあらかじめ手を打っておくことが大切です)。
また、単に守りが堅くなればよいというのではなく、受け過ぎて攻め駒が足りなくなってしまわないようにといったことや、受けるとそのまま相手の攻めが続いてしまうので受けずに攻め合った方がよいケースなどについても記してあります。
ふだん、美濃囲いや高美濃で戦っているけれど、どうも囲いを破られやすくて……といった方によいのではと思います。