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「灰色の服のおじさん」は、スペインの児童文学者フェルナンド・アロンソの作品。
同名の児童文学の短編集に収録されており、日本では小学館から出版されています。
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そんな短編の方の「灰色の服のおじさん」ですが、もの悲しい終わり方をする作品なのです――本来は……。
しかし、その続きにはこんな文章が……!
おじさんの物語は、これでおしまいです。
(中略)
けれども、多くの人は悲しい終わりが好きではありません。
その人たちのために、
おじさんを幸せにすることにしました……。
そしてそのあとに続くのは、それまでとはガラッと色合いが変わった展開とハッピーエンディング……。
おそらく作者は批評精神的なものも含めて、先にご紹介したような文章とそのあとの展開を書いたのでは、と思うのですが、木に竹を接いだような印象で、まんまと(?)
これでほんとうによかったのだろうか……
という思いに駆られてしまったのでした。